「スポーツ王国しずおか」と掲げ、静岡県ではスポーツ振興に取り組んでいます。健康と密接に関わるスポーツのこと、ナースとして知っておくべきではないでしょうか？
ナースが知っておきたい！スポーツと医療の関係と地域の取り組み
静岡県のスポーツ振興への取り組みについて、ナースとしてチェックしておきたいポイントをご紹介してきます。
県では、スポーツ振興に力を入れていて成人の週1回以上のスポーツ実施率は、平成24年度で41.9％なのですが50％以上を目指すなど、具体的な目標も掲げているんです。
スポーツは、体力作りや人と人との結びつきを深め、健康へと導いてくれますから私たち看護師にも関わりの深い取り組みですよね。
スポーツ医学が注目を集めている
実際に、最近では「スポーツ医学」という分野が注目を集めていますが、スポーツ医学は、スポーツ選手の運動能力を向上させ、障害のケアをするだけでなく、スポーツ選手のケアを通じて得た知識をリハビリテーションなど一般的な医学の分野でも活用しようという目的もあります。
スポーツ好きの看護師さんにとっては、興味深いですよね。
スポーツが好きで専門分野をもちたいと思っているなら、「スポーツ医学」を学んでみるのもいいでしょう。静岡県では、スポーツ振興に力を入れているので活躍の場も広がると思います。
予防医学の大切さ
また、ご存じの通り、内臓疾患のリハビリテーションには運動が有効です。
例えば、心臓・血管リハビリテーションには、水中ウォーキングやサイクリング、エアロビクスなど運動療法が良いというのはよく聞きますよね。
高齢化社会を迎えるにあたり、病気にならない体づくりにも注目が集まっています。例えば、「万病のもと」といわれている冷え症には、ストレッチやヨガが良いそうです。
これからの看護師にとって大切なのは、病気をどう治療するかということだけではなく病気になる前にいかに予防するか、あるいは、後に通常の生活に戻るためにはどうするかを考えることです。
スポーツに興味があってもなくても、これからは医学とスポーツの関わりについて学んでおく必要があるのかもしれませんね。
