人手不足に悩まされる医療業界。離職率の高さはもはや病院だけの問題ではありません。
看護師の離職防止のために、静岡県ではどのような対策が立てられているのでしょうか。
看護師の離職防止策＠静岡県
看護師に憧れる女性は多いというのに、その実離職率の高い職業としてもよく知られていますよね。
患者さんの命に関わるお仕事であり、やりがいもありますし、その反面プレッシャーでもあります。
そのため、静岡県看護協会では、看護師の離職防止対策事業を行っています。
そんな責任重大な仕事であるにも関わらず慢性的な人手不足で、キャパシティを超えた業務を課せられたり、緊張状態の中で仕事をするためか職場の雰囲気が悪かったり…、不安や不満がつきまといやすい職業なのです。
具体的な活動は主に以下の通りです。
看護職の悩み事相談窓口
静岡県看護協会のナースセンターには、看護職の悩み事相談窓口が設置されています。
こちらでは、看護師の進路や就職に対する悩みから、職場の悩みまで職場や学校で相談できない悩みを第三者的な立場で相談にのってもらえます。
もちろん、誰がどんな相談をしたかという情報などについて個人情報は厳守されるので安心してください。
また、離職防止コーディネーターが各病院の教育に対するアドバイスや指導なども実施しています。
■看護職の悩みごと相談窓口
専用ダイヤル：054－202－1780（平日9時～16時）
※第1金曜日は東部地区支部事務所、第3金曜日は西部地区支部事務所に就業相談指導員が出向いてくれます。受付はいずれも9時～16時です。
中間管理職セミナー
静岡県看護協会では、中間管理職を対象に看護師の離職を防止するためのセミナーを不定期で開催しています。
例えば、平成25年の2月には「看護職のためのストレスマネジメント」と題して、看護師のメンタルヘルスに関する対応を学びます。
その他、看護師資格を持っていながら看護師として勤務していない“潜在看護師”に向けて、再就職を支援する「看護技術演習」などのセミナーも開催。
離職期間が長い方、新人の離職者など看護技術に不安がある方が安心して看護職に戻れるようなサポートもしています。
